パリテ法(男女平等政治参画)

パリテ法(男女平等政治参画)

フランスは、男女平等の意識が高いものの、まだ政治の場所には男性多数
といった状況が続いています。

そのような状況を打開するために、「パリテ法」が施行されました。

「パリテ」は、平等という意味の単語です。

それぞれの政党が、その人数比率において、男女を1対1の割合にすることを
法化したものを指します。

議員を選ぶ際の選挙結果については、勿論国民一人一人の投票によって左右
されるものですから、一概に議会で半数が女性になるわけではないのですが、
それでも各政党が候補者を擁立する時必ず男女比率を同等に維持するようにします。

そのことで、フランスでは議会に参加する女性の数が飛躍的に増えたと
言われています。

とはいえ、まだまだEUの標準までには至っておらず、フランスの政治家の中には、
パリテに対する意識がまだ培われていない人もいるという話です。

また、フランスの場合は、第二次大戦が終わって、ようやく女性に参政権が
与えられたので、政府レベルでの男女平等意識がまだ不完全なものかもしれません。

そういう意味では、これから政治家がどんどん意識改革をして、パリテが
本当に実現する日は、そう遠くないように思います。

男女平等に対する突破口にするために、このパリテ法は、今後更に重要に
なっていくでしょう。