アンゲラ・メルケル(ドイツ)

アンゲラ・メルケル(ドイツ)

アンゲラ・メルケル

アンゲラ・メルケル氏(Angela Dorothea Merkel, 1954年7月17日生, 政治家・首相)は、現ドイツ連邦共和国首相です。

ハンブルクで生まれましたが、父親の仕事の都合で東ドイツに移住、政界入りをしたのも、旧東ドイツ時代のことです。

元々は科学者として物理学の分野で研究をしていましたが、そんな彼女を政治の世界に導いたのは、1989年に起こったベルリンの壁崩壊という歴史的な出来事でした。

ベルリンの壁崩壊以来、主に東ドイツは不安定な情勢が続いていて、仕事継続に不安を持ったメルケル氏は、自ら職場から辞し、「民主主義の出発」という組織の党員になりました。

ここが、彼女の政治家としての出発地点です。

その後、旧西ドイツのコール首相の寵愛を受けて、議会に初当選してからすぐに
頭角を現します。

暫くメルケル氏は「コールのお嬢さん」とも呼ばれていました。

首相に初選出されたのは、2005年のことです。

しかし、メルケル氏率いる社会民主党と他の党の投票結果は僅かで、結局キリスト教
民主同盟など5つの党との連立与党としてその政権をスタートさせました。

2009年には、首相2期目に入り、現在も政権を維持しています。

女性政治家の中でも、その政治家としての能力は国内外から高く評価されており、
米フォーブス誌による「世界で最も影響力のある女性」の一人にも選ばれています。