働くママを応援する保育制度
フランスでは、保育制度についても万全の体制が取られています。
日本よりもその施設のバリエーションが豊富で、いわゆるパートに出ている
女性の子供を短時間預かる所、フルタイムで預かってくれる所、そして、
それにベビーシッターを組み合わせるということも可能です。
フランスでは、国が保育制度利用を推進しています。
ですから、例えば自分だけ、或いは夫婦だけの時間が欲しい時には保育施設に
預けて外出することも可能です。
また、国は女性の育児休暇取得も奨励していて、産休中は給与こそ出ないものの、
その間に解雇することは禁止、基本的に同じ企業で1年以上の勤続年数があれば
育児休暇の申請が可能で、子供が3歳になるまでは、復職するか、あるいは別の
企業で働くか、自分で決めても良いことになっています。
フランスでは、産後の職場復帰に関して、殆どといっていいほど悩む必要のない
環境ができていて、しかもかなりの選択肢の中から各家庭に合わせた保育プランを
導入できることもあり、育児と仕事の両立という悩みを抱えることなく、育児にも
仕事にも集中できます。
確かに、専業主婦になっても、息抜きは必要でしょう。
余計なストレスを溜めてしまったら、幼児虐待問題も引き起こし兼ねません。
働くママも、専業主婦のママも、保育制度を存分に利用して、子供抜きの時間を
楽しんでいます。
これこそ、一般的なフランスママの姿です。