マーガレット・サッチャー(イギリス)

マーガレット・サッチャー(イギリス)

マーガレット・サッチャー

サッチャー氏(Margaret Hilda Thatcher, 1925年10月13日生, 政治家)は、言わずと知れたイギリスの政治家で、イギリスで女性として初の首相になった人です。

イングランド東部リンカンシャー州の、商家の娘として生まれ育ちました。

大学時代は、オックスフォードで過ごし、化学の分野で研究していたようです。

政治に目覚めたのは、大学を卒業してからですが、結婚してからは、弁護士を目指し、
一度政治の世界から距離を置くようになりました。

初めて政界進出をしたのが、1958年。

保守党の下院議員として当選し、以後めきめきと頭角を現します。

首相に選任されたのは、1979年のことです。

サッチャー氏は、「鉄の女」と呼ばれていたことが広く知られています。

何よりもその強いリーダーシップで周りを強引に引っ張るたくましさが、
サッチャー氏が「鉄の女」であり続けた理由ではないかと思います。

また、「サッチャリズム」と呼ばれる、明確な改革指標のもとで、経済改革を
推進していました。

その改革は、決して成功ばかりではありませんでしたが、その自由主義的改革に、
サッチャー全盛期には多くの人が支持をしていました。

1997年に与党が保守党から労働党になり、保守党政策を根本的に変えてしまい
ましたが、サッチャー氏は男性の上に立ち、男性社会に「No」と言わせない強さで、
イギリスに新しい女性像を示したといえるでしょう。